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ケビン・メアアメリカ総領事は、辺野古沿岸に建設予定の2本の滑走路の位置を、名護市が求めるようにできるだけ沖合いにずらしても良いとの考えを初めて示しました。これは28日、浦添市のアメリカ総領事館で行われた講演会の後にケビン・メア総領事が述べたものです。

メア総領事は2014年までに名護市のキャンプシュワブ沿岸部に新しい基地を作る計画が順調に進んでいることを強調した上で、名護市がヘリの騒音や危険性を減らすため、滑走路の位置をできるだけ沖合いにずらすよう求めていることに対し、「地元の意見を十分配慮し、できるだけ沖合いに寄せる必要があると認識した上で確定しようと考えている」と述べ、その考えの下で日本政府と最終的な交渉に当たっていることを明らかにしました。

また、総領事は辺野古での新しい基地の建設とグアムへの8000人の海兵隊の移転が予定通り進めば、本島中南部の6つの基地の返還を、日米で合意された2014年よりも前倒ししても構わないとの考えを示しました。