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ハンセン病患者に強いられた人工中絶などにより生まれることの出来なかった子供たちを供養する慰霊碑が、沖縄愛楽園に建立されました。22日、名護市の沖縄愛楽園では多くの入所者らが見守るなか「声なき子供たちの碑」の除幕式が行われ、山内和雄園長は「耐え難い差別の数々は当時の医療関係者の人権意識の欠如が原因だった」として改めて深い謝罪の意をあらわしました。
このあと全員で慰霊碑に花を捧げ中絶や断種により生まれることの出来なかった子供たちを思う深い鎮魂の祈りが続きました。沖縄愛楽園の迎里自治会長は、「喜んでいいのか、悲しんでいいのかというのが私の偽りのない気持ちです」と語っていました。愛楽園ではこの慰霊碑を通して、多くの人々に人権とハンセン病について考えて欲しいと話しています。