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県内でエイズ治療の中心的な役割を果たす中核拠点病院に、琉球大学医学部付属病院が選ばれました。

エイズ治療中核拠点病院制度は、2006年3月のエイズ予防指針改正に伴って、各都道府県に1ヵ所以上選定するものです。16日、県庁では琉大医学部付属病院の瀧下修一病院長に、県保健福祉部の喜友名朝春部長から通知書が手渡されました。

県内では現在、HIVの感染者が58人、エイズ患者が39人確認されていて、その数はこの10年で5倍以上に増えています。一方で、最近では治療薬の進歩から、早期発見・早期治療によって、HIVに感染してもエイズの発症を抑えられるケースが増えているということです。

エイズ治療に関してはこのほか、県立南部医療センターや県立中部病院も拠点病院に指定されていて、中核の琉大付属病院と連携して診療の質を向上していく方針です。