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カエルや両生類の間で感染が広がっている「ツボカビ症」の対策を検討する専門家の緊急会議が那覇市で開かれました。
ツボカビ症はカエルなど両生類につくカビの一種で、感染するとほとんどが死んでしまいます。去年12月、国内で初めてツボカビ症が確認されたことから、県の天然記念物のイシカワガエルやイボイモリなど、希少種の両生類が多く棲息する沖縄地域で緊急会議が開かれました。
環境省をはじめ、県や獣医師会など、専門家が集まった会議では、世界各地で広がっている現状が報告され、ツボカビの菌が野外に広がった場合、根絶するのは不可能で、両生類の絶滅はもとより、他の動物にも絶滅の連鎖の危険があると指摘されました。
その後、ツボカビの侵入を防ぐため、県内で両生類がどれくらい飼育されているかや流通状況の把握、それに一般の飼い主への広報、ツボカビ症が見つかった場合の相談窓口や連絡体制を獣医師らと連携することを確認しました。