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視覚障害者の人も利用しやすい横断歩道が那覇市に設置され、3月2日、実際に障害者らによる検証が行われました。

那覇市の国場交差点に設置されたのは幅45センチの横断歩道用の点字ブロック、『エスコートゾーン』です。2006年に南部国道事務所が沖縄盲学校からの要請を受けて設置したもので、2007年2月に完成しました。きょう3月2日は、この交差点を普段から通学で利用している盲学校の生徒ら2人が実際に一人で横断し、その使いやすさを確かめました。

今回のエスコートゾーンは、危険な横断歩道上で、視覚障害者が認識しやすいように、点字の突起部分が通常の点字ブロックより、多く配置されていたり、歩道からのアプローチが簡単に出来るように工夫されています。通学路で利用している目の不自由な生徒は、「エスコートゾーンが無いときは自分がどの方向に行けばいいか分からず困ったこともあった。とても歩きやすくなっていて学校にも行きやすく、良かった」と話していました。

県内でエスコートゾーンが設置されている横断歩道はまだ少なく、その規格も統一されていないことから、南部国道事務所や、今回検証を実施した沖縄バリアフリー研究会では、さらに使いやすさを追求し普及に努めていきたいと話しています。