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介護保険施設での身体拘束をなくそうと、実践的な知識や技術を持つ指導者を養成する初めての研修会が南風原町で開かれました。この研修会は介護保険法で身体拘束の防止が謳われているものの、社会の高齢化に伴い認知症を抱える高齢者が増える中、全国的に身体拘束がなかなかなくならない実態を受けて開かれました。
研修会に参加したのは介護老人福祉施設や老人保健施設、療養型医療施設の看護主任らで、拘束を必要としない質の高い看護の知識と技術を持ち帰ろうと熱心に講義に聞き入っていました。
沖縄県看護協会の大嶺千枝子会長は「身体拘束は精神的にも社会的にも弊害が大きい。拘束が拘束を生む悪循環もあり、廃止(事業)の推進は重要」と話していました。
現場の指導者を養成する研修会はこれが初めてで、28日から3日間、身体拘束廃止の取り組みや介護事故予防についてなどの研修が行われます。