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嘉手納町が町民を対象に行った基地被害に関する聞き取り調査の結果、基地から比較的離れた地域に住んでいる人でさえその多くが夜眠れないなどと訴えていることが分かりました。
調査は2006年5月から嘉手納町の職員や沖縄国際大学の学生が町内の6地区300世帯を対象に聞き取り方式で実施しました。その結果、町内で最も騒音が大きい屋良地区では『電話の音が聞き取りにくい』と回答した人が86%で『精神的にイライラする』『腹が立つ』と答えた人も70%に上りました。
また、基地のフェンスからおよそ300メートル離れた嘉手納中学校周辺の北区の住民も、34%が航空機の騒音が睡眠の妨げになると感じ26%が耳鳴りがする、16%が血圧が上昇したなどという様々な健康被害を訴えています。嘉手納町では来月3月にこの調査結果を那覇防衛施設局や外務省に提出し改めて騒音の低減を求めることにしています。