さて、一般的にオートバイに乗れるのは免許がとれる16歳からですがきょうは、何と4歳の頃からバイクに乗り、なおかつ、レースに出場しているという、幼い3人兄弟が登場します。迫力あるレースシーンも合わせ、ご覧下さい。
昨日、うるま市で開催された「バイクフェスティバル」下は、5歳の保育園児から、上は55歳までの総勢280人のライダーが出場し、年に一度行われる県内最大の大会で、まさにライダーにとっては“バイク祭り”。
レースは、オフロード用の特設コースを制限時間内に何周出来るかを競うもので、より多く周れたレーサーが優勝。バイクの排気量や、年齢、技能の違いによって出場するクラスが分けられる。また、会場では、交通安全フェアの一環ならではの、啓発活動も行われ、バイクのルールと、マナーを呼びかけた。
大会では、50CCのバイクを使ったちびっ子クラスに38人の子ども達が出場お父さんが一生懸命、子どもをサポートする姿は印象的だ。この中で、県内バイク界では、知る人ぞ知る兄弟がいた。
次男・忠丸くん「おはようございます」姫乃ちゃん「おはようございます」
大会最年少の5歳で出場した仲村姫乃ちゃん。そのお兄ちゃんで、仲村家の次男、小学2年生の忠丸君8歳。そして、長男で、65CCクラスでは無敵を誇る小学4年生、忠太郎君10歳。名づけて“仲村家のバイク3兄弟”
仲村忠お父さん「（きっかけは？）自分がバイク好きっていうのがありまして乗せるようになりました。」
長男忠太郎君の4歳の誕生日にバイクをプレゼントしたというバイク3兄弟の父、忠さん。“レーサーになりたい”という、自分の夢を子ども達に重ねているのだ。
忠さんは浦添にあるスーパーの店長さん、バイク3兄弟も、時間があるときは、せっせとスーパーの手伝いをしている。
長男・仲村忠太郎くん「（目標は？）楽しみながらトップを狙っていきたい！」「（夢は？）バイク選手もなんですけど、いろんな事にもチャレンジしていきたい。」
次男・仲村忠丸「絶対１位になる。」「（夢は？）バイク屋とゲームセンター屋になりたい」
仲村姫乃ちゃん「明日優勝する！」
レース当日！仲村兄弟の次男忠丸君がすごい走りを見せる。バイクに乗ると目の輝きが変わるという忠丸君。
アウトからインを攻めるコーナーテクニックで、前を行く選手を抜きさって行く！危なげないレースで、忠丸君がちっびっ子クラス高学年の部で見事優勝を果たした。
仲村姫乃ちゃん「優勝するぞー！」
意気込んだ姫乃ちゃんだが、姫乃ちゃんがバイクに乗ったのは、実は先月から・・・。それでも、一度も転倒せずにゴール。結果は・・・最下位だった。
仲村忠太郎くん「ぶっちぎりたい。」そして、ついにバイク3兄弟の長男、忠太郎君が登場！
仲村忠太郎くん「１位になる事です。（自信は？）あります！」
65CCクラスで敵なし。練習でもピカ一の走りを見せていた忠太郎君だけに自身たっぷり。ところが・・・ 転倒！！ スタートで隣の選手に巻き込まれるというアクシデントが発生、大きく遅れを取った。
何とか、巻き返しを図るものの、焦りからか、コーナーで、またしても転倒。トップとの差が広がる・・・しかし、必至でバイクを起こし、再びレースに復帰。この、息子の姿をじっと見つめるお父さん。
仲村忠さん「何事にも最後まで諦めない、スタートしたらゴールするまで絶対諦めないっていうのをいつも言ってるんで、それを何事にも生かしてもらいたいと思います。」
最後までレースを捨てなかった忠太郎君は3位。出場した19人の中での、見事な追い上げだった。それでもくやしくてたまらなかった。
涙を流した後、忠太郎君は、これからの目標を胸を張って話してくれた。
仲村忠太郎くん「もっと速くなってトップに立つことです！」
その他、昨日圧巻だったのが、上級クラス。実に104台というバイクが一斉にスタートして、土煙をあげながら互いのテクニックを競った。
その中で抜群のテクニックを披露したのは何と、高校3年生にして県内で二人しかいないプロレーサーのうちの一人外間大地選手。華麗な走りは、年に一度のレーサー達の祭りの、おおとりを飾った。
レースにケガや、ハプニングはつきものですが、それでも、くさらずにレースを続けた忠太郎君。強さと勇気を見せてくれました。感動しました。ありがとう。
注目の大嶺投手が初ブルペン
さあ、最後は、八重山商工からロッテに入団したルーキー大嶺祐太投手が昨日、初めてブルペンに入りました。
2軍キャンプに参加している大嶺投手。昨日は、40球近く投げ込みました。上でも通用するという声が出る程、評価も高く、注目度ではすでに1軍昇格か！？