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辺野古での環境アセスの手続きを急ぐ国に対し、市民団体がアセスの精神の遵守を求めて9日、抗議の声をあげました。

「ジュゴン環境アセス監視団」のメンバーは、9日午後に那覇防衛施設局を訪れ、方法書も作られていない段階で、業者に対する入札手続を始めたことに抗議しました。そして、いま行われている施設内での埋蔵文化財調査や兵舎の移設先の地質を調べるボーリング調査など、アセス前の現況調査に触れ、「これらはすべて基地移設工事にかかるもので、アセスの対象だ」として事前調査の違法性を訴えて、調査の中止を求めました。

これに対し国側は「環境アセス前の現況調査が違法とは考えていない」と答え、作業を中止する考えがないことを伝えました。