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聴覚に障害を持つ人たちが運転免許を取得するのに役立ててもらおうと、工業高校の生徒たちが手話や映像による解説ソフトを作りました。
沖縄ろう学校で浦添工業高校の女子生徒7人が開発したソフト「コスモポリタンメーカー」を披露しました。聴覚障害者は普段の生活で、「徐行」「減速」といった言葉を使うことがほとんどないため、運転には欠かせない単語を理解するのが苦手だとされています。コスモポリタンメーカーではこのような用語を映像や手話でわかりやすく説明していて、聴覚障害者が運転免許を取得する際の学科試験対策に役立つものと注目されています。
開発した生徒は「このソフトで免許が取りやすくなってくれるなら良いなと思いながら作りました」と話していました。
警察庁は重度の聴覚障害者についても、2年後の2009年から条件つきで運転免許の取得を認める方針を固めています。沖縄ろう学校の玉城校長は「運転免許の取得は障害者の自立と、社会参加につながる」と話し、新しいソフトに期待を寄せています。