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ことし12月をめどに日本側への返還が決まっていた沖縄本島周辺の航空管制システム「嘉手納ラプコン」の返還の時期が、予定より遅れる見通しとなったことがわかりました。
嘉手納ラプコンは嘉手納基地や普天間基地を離着陸するアメリカ軍機のほか、那覇空港を利用する民間機の航空管制を担当しています。2004年12月に「おおむね3年後の移管」で日米両政府が合意し、嘉手納基地内のラプコンで日本人管制官が習熟訓練を続けていました。
しかし関係者によりますと、民間機よりも高速で飛ぶ戦闘機との交信の習熟などに時間がかかり、予定の半数しか訓練を終えていないということです。返還の時期がいつ頃になるかは不明です。