QABのキャラクターQごろ〜が好奇心の赴くままに県内のあらゆる場所や物を紹介してくれるんですが、きょうはどんな旅を楽しんだのでしょうか?
Qごろ〜「あけましておめでとうございます!今年もよろしくなの〜」
『さてさて、挨拶を済ませたところでQごろ〜行くぞ!』
今年最初にQごろ〜が向かった先は、勝連半島から北東にのびる海中道路を通り、平安座島を越えて辿りつく宮城島です。別名「高離島」とも呼ばれているこの島は、緑豊かな自然があふれ、高台からは絶景を望めます。
また、芸能が盛んな宮城島では地域の女性たちが伝統文化を継承しようと励んでいます。
ウシデーク保存会・上門シズ会長「私たち保存会は、平成9年度に結成しました」
『ねぇ〜Qごろ〜!みぃ〜んな素敵だねぇ。これは、ウシデークというんだよ』
沖縄本島やその周辺離島に伝わる女性だけで構成される伝統舞踊で、旧暦の8月15日に五穀豊穣や子孫繁栄を願って踊られる奉納舞踊です。宮城島のウシデークの特徴はゆったりした優雅な踊りだけでなく、軽快なリズムに合わせて華やかに踊るものなど、あわせて33曲にも上ります。宮城島のウシデークは、うるま市の指定文化財にも認定されました。
名城チヨさん「とても素晴らしいと思っている。これしたら元気にもなるし、若くもなる。ホントよ。そのせいだよ、若いのも」
『あれっ!Qごろ〜、三線の音が聞こえてきたね〜。ちょっと覗いてみようっか』
「こんにちは〜こっちおいでよ。」
Qごろ〜「わーい!きゅきゅきゅーん」
小中学生は、週に1度こうして児童館に集まって三線の練習をしていて、地域のイベントや祭りがあると参加しています。「Qごろ〜この三線いいでしょ」
Qごろ〜「この三線なんか変わっているなの〜」
『おい!おい!どうしたQごろ〜どこへ行くんだい?』
Qごろ〜が訪ねたのは、琉球工房「高離り」。三線のお店です。
兼島さん「あい!Qごろ〜どうしたの?三線欲しいの?」
Qごろ〜「Qごろ〜の三線も作ってほしいなの〜」
こちらの店では通常の三線を販売する傍ら、記念写真や自分で描いた絵などを入れたオリジナルの三線を製造販売しているんです。
琉球工房「高離り」・川口賢治さん「子供たちには興味を持たせるためには、こういうものがいいなって思って」「みんなに弾いてほしいというものがあって、とにかく楽しく弾いてもらえるように作り始めたんですよね」
Qごろ〜がおねだりした三線いったいどんなものになるんでしょうか?太鼓に巻くティーガーを縫い合わせ、竿と太鼓の部分をはめこむ。そして、三線の弦を調整すると、完成!
「はい!Qごろ〜出来たよ。」
Qごろ〜「きゅーんきゅーん」
『わかった!わかった!この三線で子どもたちに弾いてもらおうね〜』
宮城島の自然や伝統文化に触れさらに、三線まで作ってもらったQごろ〜。かなりのご満悦の旅となりました。