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普天間基地の移設方法を話し合う日米審議官級協議が開かれました。謝花記者です。

謝花記者:辺野古沿岸案の建設計画をまとめるため、日米の審議官クラスが、ここ、都内の会議所で詰めの協議を行っています。審議官級協議には日本側から外務省の梅本審議官や、防衛庁の金澤防衛政策局次長、アメリカ側からは国防総省のローレス国防副次官が出席しました。

協議の最大の焦点は辺野古沿岸案のV字型滑走路の進入灯に関するもので、アメリカ側は緊急時に航空機が滑走路のどの方向からでも着陸できるよう、双方向に進入灯を設置することを求めています。

これに対し名護市など地元は一斉に反発。これでは結局、住宅地上空を飛行することになり、約束違反だと、認めない姿勢を明確にしています。このため政府は、緊急時に住宅地上空を飛行して着陸することはやむをえないとする一方で、進入灯の設置自体には慎重論もあります。・

審議官級協議は非公開で行われ、交渉の内容はまだわかりませんが、進入灯が両方に設置されれば、運用上の都合ということだけで住宅地上空の飛行が繰り返されることも十分考えられます。政府には地元との約束を守るためにも毅然とした態度が求められています。