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航空機の事故を想定した大規模な火災救助訓練が、那覇空港で行われました。訓練は航空機事故が発生した際の関係機関の情報伝達のあり方や救助活動の連携方法を確認しようと、毎年実施されていて、消防や病院など49の機関からおよそ350人が参加しました。
旅客機が着陸後に滑走路を外れて炎上したとの想定で、機体への放水が終わると消防隊員や自衛隊員らによって、機内から次々とけが人が運び出されました。
また機体のそばでは、けが人を具合に応じて分けるトリアージと呼ばれる訓練が行われ、医師らは迅速にけがの程度を色で示すカードをけが人に着けていました。けが人らは重傷者と軽傷者に分かれてテントに運ばれ、医師の応急措置を受け順番に救急車で運ばれていきました。
大惨事につながる航空機事故は多くの関係機関の連携で被害を最小限に食い止めることから、参加者たちは一つ一つの手順を確認しながら、訓練にあたっていました。