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11月25日から行われている「犯罪被害者週間」にちなんで、犯罪被害者やその家族に対する理解と支援を深めてもらおうと講演会が那覇市で開かれました。
「犯罪被害者週間」は被害者が犯罪で受けた被害から立ち直り、再び安心して過ごせるよう、地域の理解と協力を求めることを目的に2006年からスタートしたものです。
会場では、全国被害者支援ネットワークの理事長で長年犯罪被害者の研究に携わってきた山上皓さんが「犯罪被害者支援のあゆみ」と題して講演。日本の被害者支援の歴史をたどりながら、対策が立ち遅れ、被害者が社会的に孤立している現状を指摘しました。
また、山上さんは犯罪被害者を支援する民間の組織や被害者同士の自助グループなどの重要性を強調。国や地方だけではなく、地域での支援を広げ、被害者の声に応えられる社会の形成が必要だと訴えました。