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北海道を中心とした先住民族、アイヌの伝統芸能を鑑賞する交流会が名護市の愛楽園で開かれました。
愛楽園を訪れたのは重要無形民俗文化財にも指定されている札幌ウポポ保存会のメンバー16人です。この交流会はハンセン病検証会議のメンバーであり、アイヌ民族の人権問題についても活動を続ける僧侶、訓覇浩さんの紹介で開かれたもので、北と南の距離を越えて交流をはかろうと実現したものです。愛楽園には入所者や地域の人々、あわせておよそ100人が訪れ、自然とともに暮らすアイヌの人々が、日々の生活を表現したり多くの神々に捧げてきたリムセやウポポという独特の踊りや歌に耳を傾けていました。
沖縄愛楽園自治会の迎里会長は「アイヌと沖縄の芸能文化には、数々の共通点がある」と感想を述べ、ともに差別を受けた歴史をもつハンセン病患者とアイヌの人々との交流を大事にしていきたいと話していました。