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自民党が進める憲法改正の動きに反対の意思表示です。大学関係者らがきょう宜野湾市内で講演会を開き「戦争が出来る国」へと突き進む今の政府を厳しく批判しました。
この討論会は自民党が去年11月に発表した「新憲法草案」の中で戦争の放棄を謳った憲法9条を改正して事実上の戦争が出来る国に変えようしていることに対して警鐘をならそうと大学関係者や弁護士らが中心となって企画しました。
会でははじめに獨協大学の古関彰一教授が、自民党が出した憲法草案の中では「外国との交戦権」を否認した憲法9条の2項が全面削除されていることを指摘。この憲法草案が通ると海外派兵を認められた自衛軍が正式に戦争ができるようになる恐れがあると訴えました。そして、現在の安倍総理は「国民に対して法律を守る規範意識を持って欲しいと訴えているが、自民党の憲法草案は国民の平和的生存権を保障するものではなく、守るに値しない」と厳しく非難しました。
また、このあと東京大学の小森陽一教授や琉球大学の我部政明教授も自民党の憲法改正案では「アメリカの戦争の道具として使いまわし」になるだけで断じて認める訳にはいかないと訴えました。