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関係自治体などが反対する中、深夜から未明にかけて連日続く、アメリカ軍のミサイル配備に向けた動き。嘉手納基地への配備が進められている迎撃ミサイル、パトリオットのミサイル本体が、あさってにも沖縄に到着する事が明らかになりました。

これは那覇防衛施設局の佐藤勉局長がQABの取材で明らかにしたものです。佐藤局長によりますと、最新鋭の迎撃ミサイル『パトリオット・PAC3』のミサイル本体と発射台は、輸送船に載せられて早ければあさってにもうるま市にあるアメリカ軍、天願桟橋に到着します。そして、弾薬などをおろした後、輸送船はミサイル本体と発射台を載せたまま移動して那覇軍港に接岸し、これまでの装備品と同じように国道58号を使って嘉手納基地に搬入されるということです。

また、きのう、きょうと連日行われているパトリオットの装備品の移送は、日中も民間会社がコンテナなどを運んでいるのであすの輸送で完了するとの見通しを示しました。

一方、先月30日に那覇軍港でミサイル本体らしきものが確認されたことについては、嘉手納基地に配備されるパトリオットは最新鋭のPAC3だけでなく、当面は旧式のPAC2も配備予定だと改めて説明し、旧式のPAC2はすでに嘉手納基地に搬入されたことが明らかになりました。

ミサイル配備を巡って、嘉手納町議会があす反対の声明を発表するほか、沖縄市やうるま市なども抗議行動を展開する予定です。