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嘉手納基地への配備が進められている迎撃ミサイル、パトリオットのミサイル本体があさってにも沖縄に到着することを明らかにしました。
これは那覇防衛施設局の佐藤勉局長がQABの取材で明らかにしたものです。佐藤局長によりますと、迎撃ミサイル『パトリオット・PAC3』のミサイル本体と発射台は輸送船に載せられて、早ければあさってにもうるま市のアメリカ軍天願桟橋に到着します。そして、弾薬などをおろした後輸送船はミサイル本体と発射台を載せたまま移動して那覇軍港に接岸し、これまでと同じように国道58号を使って嘉手納基地に搬入されるということです。
また、きのう、きょうと連日行われているパトリオットの装備品の移送は、日中、民間会社がコンテナなどを移送しているのであすの輸送で完了するとの見通しを示しました。
ところでパトリオットの装備品の搬入に反発して市民団体や労働組合はきのう、嘉手納基地のゲート前で緊急の抗議集会を開きました。集会には200人余りが参加。沖縄平和運動センターの崎山嗣幸議長は「日本のミサイル防衛と一体となったパトリオットの配備は断固許さない」と厳しく抗議し、配備阻止を訴えました。そして参加者は、パトリオットの搬入を中止するよう基地に向かって抗議の声をあげました。
パトリオットの配備に関しては嘉手納基地周辺自治体も反発していることから集会を開いた団体は今後、抗議の県民集会の開催も検討していきたいと話しています。