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おとといから兵庫県でのじぎく国体が開幕しました。今年は、夏の甲子園での高校野球フィーバーもあって国体の注目度がより高くなっています。きょうから、国体リポートをお伝えしていきます。きょうは、兵庫県で取材にあたっている棚原さんと中継が繋がっています。

棚原記者「きょうから来週火曜日まで、国体で頑張っているアスリート達の活躍をお伝えして参ります。今年から、これまで夏と秋に分散されていた国体が一本化さました。県勢は、39競技中、33の競技に挑みます。会期は、大きく前半と後半に分かれて開催されます。今日の県勢はどうだったのでしょうか!」

先週土曜日に開幕した、兵庫国体。県勢が出場する、33競技中、上位進出を目指してすでに20競技で、熱戦が始まっています。

甲子園のヒーロー再び!全国12の代表校に選ばれ出場している八重山商工はおととい、夏に敗れた知弁和歌山に勝って雪辱を晴らし、きょうが2回戦!相手は静岡商業でした。

エース大嶺祐太を温存した八重山商工は、先発に2年生のピッチャー當山と、嘉数のバッテリー。その先発當山がピリッとしません。初回に2アウトから4番、5番に連続ヒットを許し、1点を先制されてしまいます。

ところが、八重山商工も、2回にピッチャーの當山の詰まりながらのタイムリーで2点を入れ、逆転に成功。試合の主導権を握ったかに見えましたが、きょうは、打順1番に入った金城長靖がノーヒット。5番の羽地達洋もわずかヒット1本と、グルクン打線が沈黙。一人、大嶺が、5回までの毎回ヒットで気を吐きますが、後が続きません。

そして、2対1のリードで迎えた6回、ついに當山がつかまります。2アウト2塁、3塁の場面で、迎えるバッターは8番。大きく上がった打球は、八重山商工応援スタンドのため息ととともにライトスタンドに入る3ランホームラン。これで2対4と逆転を許してしまいます。続く7回にも2点を入れられ、2対6。

8回、ついに大嶺祐太がマウンドに上がり、2回を無失点に抑えますが、時すでに遅し。八重山商工は8回に1点を返すのがやっと。結局3対6で敗れています。

少年男子バレーボールは、昨日東京を破りきょうが2回戦。相手は強豪の宮城県でした。第一セット、やや固さが見えた沖縄は、宮城県に押され、15対25と、あっさりと落としてしまいます。

しかし、第2セットでは、粘りをみせます。先制されながらも一時は同点にまで追いつきましたが、宮城の高さと、自らのイージーミスもあって、第2セットは22対25。セットカウント0対2のストレートで惜しくも破れました。

少年の借りは、成年が返すとばかりに、きょう初戦を迎えたのが成年男子9人制バレーボール。優勝候補に名前があがる沖縄は、プレッシャーもかかる大事な初戦。ところが、どうもいつもと違う沖縄代表。岐阜県に第1セットを奪われ、リードを許します。

実は、沖縄代表、チームの柱でもあるエースアタッカーの城子選手が国体直前の練習で足を捻挫。何と、今年の大会欠場というとんでもないアクシデントがチームを襲っていたのです。

後半、このピンチにチームが一つになります。ハラハラした展開ながらも、続く、第2、第3セットをとった、沖縄代表が、セットカウント2対1で勝って明日準決勝に挑みます!

この他、ボウリングは成年女子の石嶺可奈子選手が個人戦の予選を勝ち上がり、明日の決勝戦に進みました。

空手の豊見城あずさ選手も勝って、明日の決勝戦に進んいます。

この他、きょうはボウリングで少年男子個人戦で宇良選手が3位に入る健闘。しかし、国体2連覇が注目された少年女子の宮城鈴菜選手は予選で破れ、決勝に残れませんでした。

「地元の雰囲気はいかがですか?」

棚原記者「公開競技ながら、大きな話題を集めている高校野球の会場にきょう行ってきました。奥武山球場より少し小さい感じの球場ですが、八重山商工の試合も人気があって、盛り上がっていました。その他の会場も、いよいよお祭りが始まったという感じで、盛り上がっています!」