※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
News Photo

「のじぎく兵庫国体」注目競技。きょうは成年男子バレーボールと少年男子カヌーです。

夜8時。成年男子9人制バレーボールのメンバーが、仕事を終えて練習に集まった。県代表チームは徳州会病院のバレー部員。全員が徳州会病院で介護士や医療事務など、職員として働いている。仕事をしながら、練習しなければならないのは、国体に挑む成年の部の代表のどの競技の選手にも共通している事だ。

しかし、その中でもチームの活躍は目覚しい。去年に引き続き、全日本実業団選手権で、連続優勝を成し遂げた他、数多くの栄冠を手にしていて、この勢いで、国体の優勝を目指す。チームは去年、国体2連覇の夢を、あと一歩で逃し、準優勝。この悔しさが今年の原動力!ライトアタッカーで強力なスパイクと、身長185センチの高さを活かした攻撃が魅力の城子貴史(たかふみ)選手はチームの得点の鍵を握る選手だ!

城子選手「やっぱり去年の悔しい思い出があるので、一戦一戦、とにかくもう1点に泣かないように頑張って行きたいと思います」

この他、チーム得意のサーブでポイントをかせぎ、安定しているレシーブを活かしてボールをつなぐ粘りの徳州会バレーが展開されれば、再び、栄冠を手にするのは間違いない!

少年男子カヌー、カナディアンのペアに出場するのは、沖縄水産高校の3年生、二人。前の漕ぎ手は、日本代表メンバーにもなった大城辰元(たつゆき)君。

平良祐喜先生「(大城は)学校でも目立たない無口な存在なんですけど、いったんカヌーに乗ると人間が変わったように(なる)」

高校に入学後、平良監督に誘われてカヌーを始めた大城君は、持ち前の才能を開花させ、今では日本代表選手にまで成長した。

新垣貴大選手「日本一しか狙ってないです」

その大城君とペアを組むのが、無口な大城君とは対照的な、新垣貴大(たかひろ)君だ。

新垣選手「(大城君は)シングルでも日本一をとった事がある人なので、前にいて安心して、後ろにいても安心して見ていられるような人です」

ペアは、今年の高校総体で7位。新垣君は、この結果は、自分の力量不足が原因と反省。その後、大城君の背中に追いつこうとトレーニングに励んだ。今では、平良監督も実力を認めている。

大城選手「最後まで粘って欲しい」「大城:押して欲しいです(新垣君はどう?)新垣:引っ張って欲しいです(笑)大城:人頼りか」

高校に入り、学校で目的を見失ったいた時、カヌーに出会い、その魅力に魅せられた二人が、力を合わせ頂点を目指す!

兵庫国体注目競技、明日は空手とハンドボールです。

さて、国体で再び勇姿が見られます。高校野球、八重山商工が、きょう30日の初戦を前に公開練習に汗を流しました。八重山商工は、夕方4時すぎから公開練習をスタート。グラウンドの感触などを確認しながら、汗を流しました。運命のドラフトを終えて、進路が注目される大嶺祐太投手や、金城長靖選手など、甲子園のヒーローが再び集結。注目度はナンバーワンです。