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全国的に後を絶たない飲酒運転とそれが絡んだ交通事故。伊平屋島では島の人たち150人が集まって飲酒運転の撲滅を誓いました。先月、高校の職員が酒を飲んだ後車を運転し同僚を死亡させるという事故が起きた伊平屋村ではきょう午後飲酒運転追放の村民大会が開かれました。高江洲記者です。
飲酒運転追放村民大会はきょうから始まった秋の全国交通安全運動に合わせて行われ、島の住民およそ150人が参加、始めに参加者全員で被害者に黙祷を捧げ冥福を祈りました。
先月25日、伊平屋村では高校教師が飲酒運転で同僚を轢いたうえ、およそ3キロも引きずって死亡させる事故が起き、全国ワースト1である沖縄の飲酒運転の実態を改めて浮き彫りにしました。大会では、小・中学生の意見発表のあと、村の青年団の代表が「被害者も加害者も悲惨な目に遭うことを自覚し飲酒運転をしない、させない運動を進めていく」と宣言し、二度とこのような事故を起こさないことを誓い合いました。
大会のあと、参加者はパレードを行い、飲酒運転撲滅を呼びかけ、小さな島で起きた悲惨な事故を契機に村民は飲酒運転が悪質な犯罪であることを改めて認識していました。
子どもたちまでもが勢ぞろいして飲酒運転の撲滅を訴える大会は島では初めてのことで村全体で飲酒運転を「しない」「させない」環境づくりを進めることを確認していました。