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沖縄の物流の業界に強い味方が加わりました。沖縄と東京・大阪の主要航路を結ぶ大型貨物船がこのほど就航し、一般に公開されました。
就航したのは琉球海運の貨物船「わかなつ」です。総トン数1万185トンで、これまで貨客船として就航していた「わかなつおきなわ」に代わり、琉球海運がおよそ40億円をかけて建造した大型貨物専用の船です。全長168メートル幅26メートルの船内は県内最大クラスで大型コンテナ160台、乗用車が245台を積載することができ、収容能力がアップ。クレーンを使わずに大型トラックで荷物の出し入れができるようになっています。
また、船の操舵部には最新鋭の電子海図を搭載。あらゆる気候条件に対応し、船の現在の位置や目的地までの進路が瞬時に表示されるなど、航海の安全性を高める設備が整えられています。
「わかなつ」は那覇と東京・大阪間を結ぶ定期航路として週1回の運航で、貨物の安定輸送が拡大していくものと期待が寄せられています。