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先島を暴風域に巻き込んで猛威を振るった非常に強い台風13号は、けが人や家屋の損壊を出すなど大きな被害をもたらしました。
激しい雨や風が吹き荒れた台風13号による被害は台風が直撃した八重山地方を中心に多く出ています。石垣市や竹富町などでは倒れたり折れたりしている電柱が182本。また全体の3分の1にあたる8300世帯で現在も停電が続いています。家屋の損壊は全壊が30棟、40棟が半壊した他、八重山支庁や市役所の窓ガラスが割れるなど被害が出ています。人的被害では風にあおられ倒れてきたプレハブで男性が腰を骨折したり、割れたガラスで腕を切った男性が15針縫う大怪我をする等、60人が重軽傷を負っています。
この他、宮古島市でもおととい、平良で最大瞬間風速51.4メートルを観測するなど、長時間の雨・風にさらされました。これにより農作物への被害も出ていて、サトウキビがなぎ倒されたり、折れたりしているほか、夏植えを終えて芽を出し始めたばかりのサトウキビ畑が大雨で水につかるなどしていて、今後の調査で被害の拡大が懸念されます。