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後を絶たない飲酒運転に歯止めがかかるんでしょうか。学校教師による飲酒運転の死亡事故や若者による事故などを受け、糸満市と南城市で交通安全に関する講習会と集会がありました。
糸満市の自動車教習所で開かれた講習会には、南部地域の5つの高校からおよそ50人の生徒が参加しました。生徒らはシートベルトコンビンサーと呼ばれる装置に乗って、自動車が衝突した際の衝撃力を体験したほか、時速40キロの乗用車が飛び出しに気づいて急ブレーキを踏む体験に挑戦。気づくのが遅れ、人に見立てたタイヤをはねる場面もあり、将来、免許取得を希望している高校生らは事故の怖さと安全運転の大切さを改めて学んだ様子でした。
一方、南城市では県内外で公務員による飲酒死亡事故が起きている事態を受け、市の職員が参加して飲酒運転撲滅の緊急集会が開かれました。冒頭、古謝市長は「公務員が襟を正して飲酒運転は犯罪であるとの認識で飲酒運転撲滅を実践して欲しい」と述べ、職員の自覚を促しました。続いて与那原警察署から飲酒運転の実態が報告されたあと、2人の職員が体験用のゴーグルをつけ、酒を飲んだ状態の足のふらつきを体験しました。最後に職員代表が「飲んだら乗らないを合言葉にまず職員から飲酒運転撲滅を進めていきます」と決意を述べました。
今週は全国一斉で飲酒運転取締りが強化されています。県警はきょう500人あまりの警察官を動員して、幹線道路などで夜間の一斉検問を行い、取締りを強化することにしています。