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2年前の辺野古での衝突以来の激しさです。普天間基地の移設に伴う国のキャンプ・シュワブ内での埋蔵文化財調査で、基地のゲート前では市民団体と警察が激しく衝突し、調査はきょうも中止になりました。
午前9時過ぎ、那覇防衛施設局の車両を先頭に名護市教育委員会の職員らがキャンプ・シュワブに入ろうとしたところ、基地建設が前提の調査は許さないと反対する市民団体が座り込んで阻止行動を展開。現場に動員されていた警察官およそ30人と激しく衝突しました。
座り込みは1時間以上続き、その後、市の教育委員会の職員は市民団体の代表と話し合い、逮捕者やけが人が出るような事態は避けたいときょうの調査を中止することを伝え立ち去ります。しかし、この後基地に入ろうとする施設局の車両に市民団体のメンバー数人が身を呈して阻止するなどしたため、基地の前は緊迫感に包まれました。
午後には、施設局側が名護市の教育長や担当職員と今後の対応を話し合いましたが、名護市側は抗議行動がある中での調査に否定的で、施設局の岡田施設部長は記者の質問に無言で市役所を後にしました。
週明け以降もしばらく混乱が続きそうです。