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完成予定は来年度末で、完成すれば北部へのアクセスがぐんとよくなります。

那覇空港と沖縄自動車道を結ぶ豊見城トンネルの上り線の掘削工事が終わり、きょう工事関係者などが参加して貫通式がありました。岸本記者です。

豊見城トンネルは那覇空港と沖縄自動車道の連結を良くするために沖縄総合事務局の南部国道事務所が建設を進めていて、トンネルの長さは空港に近い豊見城市名嘉地から沖縄自動車道の県道68号までの1074メートルです。

トンネルは上り、下りともに2車線できょうまでに掘削作業が終わった上り線で貫通式がありました。

式ではまず豊見城市の金城市長がボタンを押すと、実際の工事で機械が掘削する時に発生する激しい音がスピーカーから流され、トンネルの両側を結ぶ貫通点にかけられた黒幕が下ろされました。この後、通り初めの儀式で工事の関係者がトンネルの両側から歩み寄って貫通点で互いに握手。工事の成功を喜び合いました。

笹島建設・山下光男所長「短時間の中でどういう風に施工方法をクリアしていくのか大変だった。(トンネルの上の)山がそんなに硬い山ではないところを補助工法しながら突破した」

豊見城トンネルは今後、コンクリートの舗装作業などを終えて来年度末の開通を目指しています。開通後は空港から名護までの所要時間が平均で13分短縮できるということです。