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東南アジア諸国と海賊対策の連携を強化するため、海上保安庁の巡視船がきょう那覇港からインドネシアに向けて出港しました。
東南アジアに派遣されたのは第11管区海上保安本部の巡視船『りゅうきゅう』です。船上で行われた出港式で11管の宮本一志本部長は『去年一年間に海賊が漁船などを襲った事件は276件で、その中でアジア近海で発生したものは102件と全体の4割近くにも上る』と述べ、アジア各国と連携した海賊対策の必要性を強調しました。
そしてこの後『りゅうきゅう』の宮路船長にインドネシアやフィリピンの海上保安機関と船舶への立ち入り検査や容疑者の逮捕の方法について、しっかり連携を深めることを求める指令書が手渡されました。
42人の海上保安官を乗せたりゅうきゅうはこの後、家族などの見送りを受けながら那覇港を出港。7日にジャカルタに入港。18日からはマニラで共同訓練を行った後来月26日に帰国する予定です。