きのう、長野県代表の松代高校に終始リードを奪い見事に勝利を収めた八重山商工。今回は自慢のグルクン打線に火がつくのが早く、一回戦と比べると比較的安心して見られたという人も多かったのではないでしょうか。
何度見ても気持ちの良い金城長靖選手のホームランや予想外のハプニングなどきのうの試合をもう一度振り返ります。
八重山から1200人余り、また本島や関西のファンも含めると5500人が応援に集まった長野・松代戦。
岸本記者『八重山商工2回戦注目の先発は2年生当山君です』
甲子園で初めてマウンドに上がった当山。序盤、ランナーを背負いながらも得点を許さず、何とか持ちこたえます。
3回からマウンドに上がった金城長靖。甲子園に振り出した雨。2アウト、ランナー1、3塁。
ここで急激に雨脚が強まり、落雷の恐れがあるもいう理由で試合が中断。これが幸いし、相手に行きかけた流れを食い止めます。
実況『全く雨中断関係なし!3球三振でピンチを逃れました!』
4回の裏、八重山商工の先制点は思わぬ形でした。
『3塁ランナーが挟まれて、そのままホームに帰ってきて先制点!』
その後もセカンドを強襲するヒットで羽地もホームに帰り、2対0とリードを奪います。
そして5回金城長靖。
実況『強烈なあたりーセンターへ一直線!金城長靖3ランホームラン投げて打って走って大活躍!5対0となりました!』
大量リードを奪い、チームにも若干余裕ムードが流れますが、松代も得意の粘りで食い下がります。7回表レフト前に落ちる宮沢のヒットの後、ワイルドピッチでランナーは2塁へ。そして先頭バッター松沢ファーストを守る大嶺が内野ゴロをさばけず一点を返します。
8回からようやくマウンドに上がった大嶺。ここでエースとしての意地と気迫のこもった投球を見せます。
実況『空振り三振!』『2者連続三振!』『3者連続三振!』
そして9回、松代はさらに2点を返しますが、最後は大嶺が2番徳原から三振を奪いゲームセット。
雲を抜け、ようやく高い山の頂が見えてきた八重山商工。次は16日水曜日に智弁和歌山と対決します。