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2年前、沖縄国際大学構内に普天間基地のヘリが墜落した事故を忘れまいと、きょう大学には飛行禁止をアピールする横断幕がはられました。

「NO FLY ZONE」飛行禁止区域と赤い文字で書かれた横断幕は現在建設中の本館の壁に張られました。縦1メートル、横8メートルの横断幕は、2年前の事故を過去のものにすることなく、基地の実相を大学から発信しようと設置されました。

ヘリ墜落事故から2年が経過し、事故を知らない学生も増えつつある現状を大学側も憂慮していて、毎月13日には職員有志でつくる事故を考える会を開いています。会では、事故から2年目となる今月13日には、学生らとともに集会を開き、平和を望むメッセージを読み上げたあと、100個の赤い風船を空に放つアピールをおこなう予定です。

けさ宜野湾市の伊波市長はヘリ墜落事故から2年が経とうとしている今の状況について「アメリカ軍ヘリが今も毎日のように住宅地上空で飛行を繰り返している。市民に大きな苦痛と不安を与えている状況を放置している」として、日米両政府の対応を強く批判しました。

伊波洋一市長「普天間飛行場の危険性は今も極限状態にあり、今日、明日にでも解決すべき問題である。今後も長期にわたり危険性が放置されることは市民の生命、財産を守る市長として断じて認めることはできません」

伊波市長は、一日も早い危険性の除去に向け普天間基地の海外への移転に引き続き取り組むと決意を新たにしました。