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住民軽視の姿勢がはっきりと現れています。アメリカ軍はおとといから３日間連続で嘉手納基地から戦闘機の未明の離陸を強行。さらにあすの未明も戦闘機などおよそ10機を離陸させることにしています。
岸本記者『現在、午前３時過ぎです。アメリカ軍の主力戦闘機F-15が再び激しい騒音を撒き散らしながら空へと飛び立っていきます』
未明の離陸は３日連続で、きょうは午前３時頃にF-15戦闘機９機と空中給油機２機のあわせて11機が次々と離陸しました。このため、屋良地区では３時過ぎに96.８デシベルを記録したのをはじめ、70デシベルを超える騒音が７回も記録。住民達の睡眠は連日、断ち切られました。
屋良地区の住民「すぐ目が覚めるよ。米軍機が来たら」「夜寝られない。やかましくて」
午後10時から翌朝６時までの飛行を制限する日米間での騒音防止協定を完全に無視する形で、外務省もアメリカ軍に直接、抗議しています。
外務省沖縄事務所・重家大使「住民への影響を最小限にするよう、米側に外務省から申し入れている」
ただ、住民への配慮を求めただけで飛行中止は求めておらず、アメリカ軍は本国での訓練参加のためとしてあすの未明にも同じようにF-15と空中給油機を離陸させる予定です。
騒音防止協定は絵に描いたもちと言わざるを得ず、協定の改定や嘉手納町が求めている実効性のある基地使用協定締結の声が高まることは必至です。