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また一人沖縄に人間国宝が誕生しました。県内で10人目に認定されたのは組踊りの立方と呼ばれる舞台の演者です。国の文化審議会は組踊り立方を国の重要無形文化財に指定し、その技能保持者である宮城能鳳さんを人間国宝に認定しました。
宮城さんは幼い頃から古典舞踊の手ほどきを受け、組踊の名優・故宮城能造に師事。組踊の立方、おもに女形としての研鑽をつみ、1986年には組踊の保持者に認定。県内外での舞台活動を行うかたわら県立芸大での授業や国立劇場の組踊伝承者養成研修で後継者の養成に努めています。
宮城さん「いつかはいろいろ役も自分でやれる日が来るんだという意欲で(若手のみなさんは)一生懸命勉強してほしい。私自身、そうやって諸先生方から習ってきましたから」
宮城さんは『身が引き締まる思いで、先輩方から受継いだ文化をしっかりと後輩に伝えていきたい』と今後の抱負を語っていました。おめでとうございます!