パトリオット 市民団体 明確に拒否を

迎撃ミサイルパトリオットに関するニュースです。アメリカ軍が嘉手納基地にパトリオットの配備を予定していることに対し市民団体が県庁を訪れ、配備を拒否するよう要請しました。アメリカ軍は他国からの弾道ミサイルを撃ち落とすパトリオットを嘉手納基地と嘉手納弾薬庫に24基配備することを決めていて、防衛施設庁の北原長官があさってにも来県し、県を始め周辺の自治体に説明する予定です。この動きに市民団体の代表らが県庁を訪れ、北原長官に明確に拒否するよう求めました。

市民団体「攻撃の対象にもなっていくという沖縄の未来の安全を揺るがすものというですね」「当然反対してしかるべきものじゃないのかなと私達県民は考えているわけです」

これを受けて府本・基地防災統括監は「配備についてまだ政府から正式には聞いていない」と答え、対応についても「周辺自治体の意見も踏まえて総合的に判断したい」と答えるにとどまりました。嘉手納町、北谷町、沖縄市でつくる三連協はすでにパトリオットの配備に反対を表明していますが、今月５日に北朝鮮が実際にミサイルを発射したことを受けて沖縄市議会が配備に反対する抗議決議の採択を見送る事態も起きていて、地元でも対応に揺れています。