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裁判にまで発展するケースは年々増えています。職場でのセクシャルハラスメントを未然に防ぐため、事業主などを対象にしたセミナーが那覇市で開かれました。

このセミナーは財団法人21世紀職業財団が毎年開催しているものです。会場の那覇市のホテルには事業主や企業のセクハラ相談窓口の担当者など50人余りが参加しました。

セミナーではビデオが上映され、女性の名前だけを「ちゃん」付けで呼ぶなど、女性を男性と同等のパートナーとして見ない行為や容姿や結婚に関する話題など、女性が不快感を覚える言動は全てセクハラに当たる恐れがあることが紹介されました。

そして、広島大学の辻 秀典名誉教授がセクハラの裁判を例に、最近ではセクハラ行為の慰謝料が高額化していることやセクハラの発生を許した企業の体質が社会からも問われるケースがあることを紹介しました。出席者は真剣に話に耳を傾けていました。