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県内では44人目の労災申請です。

今年1月肺がんで死亡した沖縄電力の元社員が、病気の原因は業務中に吸ったアスベストではないかと遺族が労働基準監督署に労災を申請しました。

沖縄電力 島袋総務部長「当時は認識がなかったのは事実。申し出に対して誠心誠意協力していきたい」

沖縄電力ではアスベスト被害が社会問題になった去年から退職者900人に対して健康相談窓口を設置。問い合わせがあった28人のうち1人が肺がんにかかっていて、今年1月に死亡しています。

この男性は沖縄電力の前身のギルバートパシフィック社に入社し、発電船内のボイラーで石綿保温材の解体や貼り付け作業をしていました。

また、沖電が実施したアスベスト使用調査では、電線と鉄塔との絶縁体と電線の内部にアスベストの使用が確認されました。

しかし、いずれも飛散することはないとして、修繕工事の際に別の製品に取り替える予定です。