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きのうの午後からきょうの昼まで沖縄地方を暴風域に巻き込んだ台風3号。大雨や突風による被害が各地で報告されています。
台風は東シナ海に抜けましたが、現在も沖縄本島全域は強風圏内にあり、強風域を抜ける宵のうちまでは厳重な警戒が必要です。沖縄県警によりますと、この台風の影響で、浦添市の中学校でハンドボールのゴールが強風で倒れ、中学生が頭にケガをするなど、合わせて5人がケガをしています。
また沖縄本島で1300世帯、久米島で1200世帯が一時停電しましたが、先ほどまでに全面復旧しています。さらに、空の便はJTAや琉球エアーコミューターで合わせて29便が欠航し、872人に影響が出ています。一方、きのうから14時間も暴風の吹き荒れた宮古島地方では、空の便が運行を再開したものの、観光客の足に大きな影響がでました。
また、パパイヤやマンゴーの被害も心配されましたが、被害はいまのところ少なく、きょうは出荷に追われる農家の姿も見られました。
台風は去りましたが、この後も厚い雨雲が迫っていて、沖縄本島地方では24時間雨量が100ミリに達する見込みで、大雨による土砂災害などには引き続き厳重な警戒が必要です。