※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
News Photo

強い台風3号は勢力を保ったまま現在、宮古島の南東の海上をゆっくりと進んでいて、宮古島地方では昼過ぎには暴風域に入る見込みです。

強い台風3号はきょう午前10時現在、宮古島の南東およそ210キロの海上にあって、一時間に15キロの速さで北北西に進んでいます。

中心の気圧は950ヘクトパスカル、最大風速は40メートルで強い勢力を保ったまま北上しています。

宮古島地方ではまもなく、石垣島地方でもきょう宵のうち風速25m以上の暴風域に入る見込みです。また、台風が予想進路の東側を通った場合は、久米島地方も暴風域に入る恐れがあり、暴風、大雨、高波に厳重な警戒が必要です。

宮古島地方・本島地方は既に風速15m以上の強風域に入っていて、那覇で23.5m、宮古島では22mの最大瞬間風速を記録しています。

大規模な土砂崩れが起きた中城村では2次災害を防ぐため、排水路が設置されたほか、土砂が流れ込むのを防ぐための鉄筋が長さ55メートルに渡って2重に作られました。

現時点で安里集落の住民に避難勧告などは出されていませんが、台風の接近でこれからの24時間で50ミリの雨が予想されています。状況によっては避難が必要になる可能性もあり、現場では警戒を強めています。