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甲子園を目指し、土曜日ついに開幕した高校野球沖縄大会は、注目の八重山商工も大会初日に登場するなど、夏のドラマは初日から熱く燃え上がっています。昨日の結果を中心にお伝えしましょう!

「夢と希望に満ちた光輝くこのグラウンドで辛い時も、楽しい時も仲間を信じる心を忘れず」

県内63校が出場し、全国のトップを切って開幕した夏の高校野球選手権沖縄大会。大会初日の土曜日は7試合が行われ、続く長雨で調整不足に苦しんだチームが多かったにも関わらず、熱い夏のドラマを展開しました。

大会初日、一番の注目は春のセンバツで旋風を巻き起こした八重山商工。

試合は両チーム無得点で迎えた4回。2アウトランナー3塁、八重山商工5番、エース大嶺のバットで先制点を挙げます。

また、大嶺は投げても、毎回奪三振の力投!北谷にヒット4本を許しますが、2点に押さえ、合計16個の奪三振を記録。

チームも8対2で勝ち、勢いをつけて初戦突破です!

大会二日目には、宜野座高校が登場。

チームにとってはこの春、名将奥浜監督が去り、大城康成新監督で迎える新生宜野座の夏、初陣でした。

その宜野座、初回からバントを活かした持ち前の機動力野球を展開し、名護商業のミスを誘います。これで浮き足立ったのか、名護商エース玉木は、続く2番儀武にデッドボール・・・。動揺する名護商を見て、宜野座が畳み掛けます。3番、兼本 早は、3塁へバント。これをピッチャーが、一塁へ悪送球・・・。

大城新監督の采配が初回から光り、宜野座が自分たちの形で2点を先制します。その後も着実に点を重ね、8回にはエース島袋の大会第1号ソロホームランも飛び出し、6対0と駄目を押し、初戦を飾りました。

宜野湾での第3試合、古豪復活を合言葉に、今大会に挑む沖縄水産を苦しめたのは中部農林でした。

4回に先制した中部農林は、6回に逆転を許すも、決して諦めない。その思いは守りにも現れます。ファインプレーが続く7回につながり、1点を返し、同点。試合を振り出しに戻します。

しかし、その裏、沖水は一挙4点の猛攻を仕掛け、2対6と再び逆転され、試合の流れは決まったかに見えました。

ところが、9回に、沖水の長嶺が突如乱れ、満塁から1点を返し、なおもチャンスが続きます。ここで、沖水の長嶺が、まさかの連続デッドボール。押し出しで2点を返し5対6。ついに、1点差まで追い詰めます。

しかし、最後はショートゴロに倒れ、ゲームセット。名門沖水に冷や汗をかかせた好プレーが印象に残る試合でした。

大城投手「きょうはこの3年間で一番いい試合だったと思います」

宮平監督「このメンバーとこういう形で、初戦で負けたが、素晴らしいゲームができた。もうちょっと長くやりたかったな」

比嘉主将「相手じゃなくて自分たちとの勝負の野球を練習してきて、最後まで自分たちの野球がやり通せたというのが悔いがないです」