中継・中城村 本格的な復旧はじまる
長雨による土砂崩れや地滑りなど大きな被害が出てきょうで10日目になります。現場ではきょうから本格的な復旧活動が始まりました。中城村の大規模な土砂崩れ現場には実近記者がいます。実近さん、現場には心強い味方が導入されたようですね。
実近記者「そうなんです。こちら土砂崩れ現場ですが、パワーショベルが2台見えるかと思います。あれが無人遠隔操縦システム、その名もロボQを搭載したパワーショベルです。この「ロボQ」、一般の重機に設置することで、最大で300メートルはなれた場所から重機を遠隔操作できるもので、あすから本格稼動をして排水用の溝を作る作業を行います。きょうは現場、さきほど少し夕立がありましたが、日中は梅雨明けを思わせる天気でした。今後は、現場、台風に備えるための作業が期待されます。少しずつ復旧の道へと動き出しました、中城の現場からお伝えしました」
沖縄気象台によりますと、沖縄地方の天気は安定してきていてあすにも梅雨が明ける見込みだということです。
このあとは中城村と那覇市首里の週末の動きをまとめてお伝えします。
中城村
これまでの長雨で大規模な土砂崩れが起きた中城村。押し流された土砂およそ500メートル離れた住宅が集まる安里地区にまで迫り、合わせて65世帯に避難指示と避難勧告が出された。
発生から一週間が経過したおととい、安里地区の避難体制が緩和され、住民は3日ぶりに帰宅が許された。
一方、住宅が倒壊の危機にさらされ大きな被害を受けた北上原地区の住民。避難生活はきのうで一週間を超えた。今後の生活や住む場所も定まらず、避難生活で疲れきった住民からは、県や村の対応に厳しい声があがった。
那覇市首里町
地すべりが起きた那覇市首里鳥堀町のマンション。周辺地域の安全が確認されたため、避難していたマンション周辺の14世帯はおととい一時帰宅。
しかし、マンション住民への一時帰宅は許されていない。平穏な暮らしができるのはいつなのか…。避難住民の苦しい日々は続く…。
長雨による土砂崩れや地滑りなど大きな被害が出てきょうで10日目になります。現場ではきょうから本格的な復旧活動が始まりました。中城村の大規模な土砂崩れ現場には実近記者がいます。実近さん、現場には心強い味方が導入されたようですね。
実近記者「そうなんです。こちら土砂崩れ現場ですが、パワーショベルが2台見えるかと思います。あれが無人遠隔操縦システム、その名もロボQを搭載したパワーショベルです。この「ロボQ」、一般の重機に設置することで、最大で300メートルはなれた場所から重機を遠隔操作できるもので、あすから本格稼動をして排水用の溝を作る作業を行います。きょうは現場、さきほど少し夕立がありましたが、日中は梅雨明けを思わせる天気でした。今後は、現場、台風に備えるための作業が期待されます。少しずつ復旧の道へと動き出しました、中城の現場からお伝えしました」
沖縄気象台によりますと、沖縄地方の天気は安定してきていてあすにも梅雨が明ける見込みだということです。
このあとは中城村と那覇市首里の週末の動きをまとめてお伝えします。
中城村
これまでの長雨で大規模な土砂崩れが起きた中城村。押し流された土砂およそ500メートル離れた住宅が集まる安里地区にまで迫り、合わせて65世帯に避難指示と避難勧告が出された。
発生から一週間が経過したおととい、安里地区の避難体制が緩和され、住民は3日ぶりに帰宅が許された。
一方、住宅が倒壊の危機にさらされ大きな被害を受けた北上原地区の住民。避難生活はきのうで一週間を超えた。今後の生活や住む場所も定まらず、避難生活で疲れきった住民からは、県や村の対応に厳しい声があがった。
那覇市首里町
地すべりが起きた那覇市首里鳥堀町のマンション。周辺地域の安全が確認されたため、避難していたマンション周辺の14世帯はおととい一時帰宅。
しかし、マンション住民への一時帰宅は許されていない。平穏な暮らしができるのはいつなのか…。避難住民の苦しい日々は続く…。
今後どうなる? 琉大・宜保教授に聞く
天気が安定してきたからと言ってもやはり今後が気になります。
一体、どのように整備されていくのか、県の依頼を受けて中城村の現場の対策に当たっている琉球大学の宜保教授に聞きました。
宜保教授「全体の土の地盤のバランスで地すべりが起こってます。移動している部分は止めて、かつ、万が一何かあっても防げるという体勢はできるわけですから、下の住宅の部分については基本的に問題ない」
また、依然、予断を許さない崖の上の北上原地区については次のような見解を示しています。
宜保教授「この崖後ろから村道が迂回するかたちで復旧します。住宅は上側というか、ちょっと移動することになるかと思います。(Q:将来的には住めますか?)住めるようになります。大丈夫です」
今すぐ実現とはいかないものの「一刻も早い日常生活を」と宜保教授らは応急対策に取り組んでいます。