今大会の有力校、話題校を15校ピックアップして紹介して来たコーナー。おおとりを飾るのは今大会第1シードの中部商業です。
今大会、第1シードの県立中部商業。部員数は出場63校中ナンバーワンの133人!実に、学校の生徒の約6人に1人が野球部員という大所帯のチームです。
バックネット裏は、部員全員が着替えられる部室となっていました。
「じゃ、アップから元気出して!はい!」
開幕を明日に控え、きのうは熱の入った実戦練習!それぞれのバッティングの課題や守備での内外野の連係プレーを確認していました。
実際試合で緊張しないようにと、メンタルトレーニングも兼ねた応援も、部員133人のうちの100人と大迫力!
山田 翔主将「大会の雰囲気になれてとてもいい応援だと思います」
中部商業は去年秋から今年春の県大会と、2大会連続優勝を飾っています。この勢いで夏の甲子園行きの切符も狙います!
攻守において隙のない今年、上原監督の総合評価は、20点満点の17点。
打撃力はエースで3番の池間裕也!4番は今大会の注目スラッガー、思い切りのいいバッティングは、中商のブンブン丸こと、2年生の島袋翔伍!そして5番・屋宜照悟と、いずれもパワーと器用さを兼ね備えたバッターが続きます。
また、投手陣ではプロや社会人も注目する二人のピッチャーが双璧として相手チームに立ちはだかります。
エース池間はマックス141キロのストレートに加え、決め球のカーブが冴え、2番手の屋宜も144キロの伸びのある直球と安定感のあるピッチングで共に完投能力を備えたピッチャー。二人は良きチームのライバルとして切磋琢磨して来た仲間でもあります。
池間裕也投手「お互い刺激になって、投げている時も後ろにあいつ(屋宜)がいるので気楽に投げられます」
屋宜昭吾投手「(背番号が)10番でもエースだと思っています」
この二人のエースの良さを最大限に引き出し、チームの攻守の柱になっているのがキャッチャーの伊佐啓太。
池間裕也投手「本当に信頼できるキャッチャーで、配球とかも全部まかせてある」
上原監督「うちのチームの大黒柱はキャッチャーの伊佐です」
上原監督も絶対の信頼を置く伊佐は、バッティングでは去年まで4番を打っていましたが、今年から1番に入り、斬り込み隊長として活躍!ホームランも打てる先頭バッターとして対戦相手にも大きな威圧感を与える存在です。
中部商業の今年のチームテーマは「心を一つに」
頼れる女房、伊佐を中心にした133人の中部商業ナインは一つの確かな目標を目指し、押しよせる大波となって大会に挑みます!
上原監督「130人という全員が心を一つにし、目標を一つにしないと、どこからか必ず漏れてくると思います。ですから、130人全員が主役でこの大会に臨むということ」
伊佐啓太捕手「最後の大会なので、2年半やってきたのを全部一球一球に込めて、投げてきてほしいです。それをしっかりと受けたいです」「沖縄県の優勝というのを最後の目標にしないで、甲子園の全国優勝というのを最終の目標に掲げて、一戦一戦大事に戦いたいと思います」
甲子園行くぞ〜!お〜!気合だ!気合だ!気合だ!気合だ!
夏の甲子園をめざす沖縄大会は明日いよいよ開幕します。このコーナーで紹介できなかった学校の皆さん、本当にごめんなさい。熱いドラマの本番は、毎週土曜日の夕方5時から30分間の生放送「速報!!めざせ甲子園」でお伝えします。お楽しみに。