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沖縄地方は12日ぶりに晴れ間がのぞく天気となりましたが、長雨による地滑りで倒壊の危険が迫っている那覇市首里のマンションは依然危険な状態が続いています。中継です。

倒壊の恐れがあるあちらのマンション、今日は久しぶりに太陽が顔を出し、強い陽射しが照り付けています。

現場で進められている測量調査は今日も行われています。きのう午後までの調査で最大2.1センチの傾きと0.4センチの地盤沈下が進んでいるとの調査結果がでました。一見してはわかりませんが、建物はじわりじわりと動いています。

その現場に県警と消防はきのう立ち入り、マンションの様子を撮影した映像を公開しました。映像には亀裂が入った柱や壁、陥没して大きくへこんだ地面などが映し出されています。

ところで現場には、けさ10時過ぎ、県議会土木委員会のメンバー11人が訪れ、現場を視察しました。メンバーは現場の様子に改めて驚いた様子で、今後は避難住民へのケアを早急に行う考えを示しました。

地滑り発生からきょうで5日。緊張した状態はまだしばらく続きます。


中城村の現場、ほんとうに久しぶりの青空が見えます。

いま私が持っているものが、今回土砂崩れをおこした土砂の土です。とても粘土質で、水分を多く含み、小さなかたまりでもとても重いです。

現場ではきのう、この土砂を固めて堤防を作りました。応急措置ではあるんですが、土砂の動きはとりあえずはきのうから今日までは止まっています。

一安心といいたいところなんですが、この晴れ間はそう長くは続きそうにありません。夕方には、また強い雨が降るという予報もありますので、引き続き気の抜けない状態が続いています。

現場では、関係者が24時間体制で測量機を使って土砂の動きを監視しています。

こちらの現場、作業を指揮している中部土木事務所によりますと、しばらくはこの状態で様子を見守るしかないということです。