めざせ!!甲子園!9校目のきょうは、北部農林高校です。3年生の先輩たちの最後の夏を2年生バッテリーが支えています。絶滅の危機にあった琉球在来豚・アグーを復活させ、県内外から注目を集めるのが、創立60年を迎えた北部農林高校。ダチョウや、鶏、馬の飼育など、農業のスペシャリストを育てるために用意されたこの農場は、なんと校舎の5倍の広さ。そして、野球部の練習グラウンドはというと・・・潮騒香る、オーシャンビュー!
ここに北部農林高校・野球部はいました!!
里平キャプテン「いつもと一緒や、しっかり声出すように、元気出していこう」と、こちらがキャプテンの里平くん。今でこそ、チームをしっかりリードしていますが、キャプテンになって間もない頃は・・
里平静真キャプテン「あ〜少しちょっと不安でしたね、ちゃんとまとめられるかどうかが」
伊芸一徹監督「ちょっと不安ではありましたね、あまり自分の主張をださない子だったんで」
そんな里平くんをキャプテンに任命したのが、なんと後輩部員!
伊芸一徹監督「やっぱり子供たちの方がちゃんと見てるというか、野球場を離れた時の生活面とかも全部みてるはずですから、その辺で信頼がある2年生が(現在3年生)選ばれると思ってたんで」
伊芸流のセンバツ方法で選ばれたのが、里平くんだったのです。
翁長正人ピッチャー「周りを良く見ることができていい先輩だと思ってるし、いいキャプテンだと思います」
城間誉選手「身長は、小さいですがしっかりまとめるキャプテンでいいと思います」
時には、ちょっと生意気なかわいい後輩に囲まれ、いま、チームは一丸となって練習に励んでいます。
北部農林、チームの要は、2年生バッテリー。抜群の制球力は、監督からのお墨付き、エースの翁長正人。野球の道具はすべて、アルバイトをして買い揃えたという努力家!その翁長を支えるのは、打っては4番でキャッチャーの城間誉。さらに、3番・俊足の東邦俊、5番・岸本良一のクリーンナップが期待に応えます。ここ最近では、なかなか勝ち星を挙げられないものの、45年前には、ベスト8進出を果たしたこともある北部農林。
伊芸監督「45年っていうのはもう半世紀近くですからね、やはりその辺はこの子達に打ち破ってどんどん上位にいって欲しいんですけどもね」
城間誉選手「しっかり守っていければ強いチームでもいい試合できると思うんでしかっり一つ一つ声だしてカバーし合あってから守ってきたいです」
翁長正人投手「夏の大会は3年生最後ということだけあって、ピッチャーの自分が一球一球、集中して大切に頑張って投げていきたいです」
頼もしい後輩と共に挑む最後の夏、自分たちができる最高のプレーでめざすは夢の大舞台!
里平静真キャプテン「一試合でも多く勝ってこのチームで長い間野球が続けられたらいいと思います」
部員みんなで気合入れ!「校歌歌うぞ〜お〜!!!」
伊芸監督に書いてもらった我が校のこだわりは、こちらです。「自覚」。北農生として、野球部員として、「自覚」を持って行動することが試合でもきっといい結果が生まれてくれるという監督の思いが込められています。
さて、めざせ甲子園、あすは宜野湾高校です。