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めざせ甲子園6校目の今日は沖縄水産です。毎年夏の大会で大きな存在感を見せる沖水ですが、この名門チームでレギュラーの座につくことは、最後の大会となる3年生といえど、容易ではありません。

創立102年の歴史と伝統を誇る沖縄水産。「大胆細心」のチームテーマが、掲げられたグラウンドには、今年、さらに二つ目のグラウンドも完成し、65人のナインが、野球に全精神を集中させる環境は十分です!

そして・・・ 栽監督「前詰めろ前詰めろ〜!」今年65歳になった名将、栽弘義監督も健在です!栽監督は、練習中、小さなミスでも、見つければ、すぐに練習を中断させ指摘、これを何度も何度も繰り返します。

栽監督「基本が出来ていないんだよ基本が、ボールより常に下!目線は!以上・・・(ありがとうございました!!)」

沖水のチームテーマ「大胆細心」の下に今年新たに「元気・平気・喜び」の文字が加わっていました。チームが昔から言い続けていた言葉ですが、今のチームに足りないものだと栽監督はいいます。

栽監督「技術的にはもう元気さえ出れば、身も心ももう少し軽くなればね、技術的な部分はすぐに得られる部分が大きいですから」

技術は教えた。後はナインの心が、勝敗の行方を決めると栽監督は言い切ります。では、沖縄水産その気になる戦力は?まずは投手力。去年の大会を経験したエース長嶺辰也は、MAX141キロのストレートに加え、変化球では宜野座カーブを研究し、最後の大会に挑みます。また、2年生の大城正太も、130キロ後半のストレートを武器にしていて大きな存在です。

大城選手「去年も投げたくてうずうずしていたんで、今年こそ3年生の試合で思いっきり投げたいです」

続いて打撃力、機動力では、1番、先頭バッター俊足の真喜志(2年)や、同じく俊足で機動力を買われた栗林が2番に起用されています。続くクリーンナップは、3番ピッチャーの長嶺。4番、2年生の金城勇喜。5番も同じく2年生の屋我と、いずれもチャンスに強いバッターが中軸を固めています。また、王者奪回を目指す今年のチームは、レギュラー争いも熾烈を極め、1年生や2年生がレギュラーに多く食い込んで来ていて、これがチームの緊張感も高めています。

栽監督「一日で変わりますよ。人間は一日で変わるから毎日練習をさせているんで、そうでなかったら毎日休ませる」

男子三日会わざれば刮目して見よ

男の子は三日も会わないでいると驚くほど成長しているものだという意味の、この言葉が、今の沖水には良く似合う。夏の大会、大きく成長したナインの姿に注目です。

大城昭太選手「今年こそ絶対王者を奪う気持ちで、今年から、もう僕達が沖縄の代表として頑張って行きたいです」

長嶺辰也投手「声を出して、気合前面のプレーがチームも盛り上がるし、それが勝利につながると思います」

宇江城翔主将「地域の住民の方や、OBの方をはじめ本当にいろんな人から支えてもらっているんで、その思いを全員で感じ取って夏に結果を残したい」

全員で「沖縄水産!王者奪回!

めざせ甲子園、明日は八重山農林高校です。