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がんなどの末期を迎えた患者に対しできるだけ苦痛をやわらげ尊厳ある最期をめざす緩和ケアの病棟が宜野湾市にオープンしました。

国立病院機構沖縄病院では、あらたに15床を設けた緩和ケア専用病棟が昨日オープンし石川清司院長は「日本ではこれまで医療の片手間に行われてきた緩和ケアだが、今後は”命を尊重する医学”としていきたい」と挨拶しました。

緩和ケアは、末期がんなど治ることが難しい患者に対し、治癒が目的の積極的な治療や本人の望まない延命治療ではなく、痛みや熱など苦しい症状を抑える治療のみにとどめるものです。

ケア病棟は、一般病棟より広い病室や家族も調理しながら一緒に食事ができる食堂などの施設を備えるなどして患者とその家族、病院が一体となって最後に「その人らしく」生きることを目的にしています。