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アメリカ軍再編に関する政府の閣議決定は来週以降にずれ込む見通しとなりました。普天間基地の移設について、牧野副知事がきょう内閣府の官房副長官と面談しましたが県の考えを改めて伝えただけで、進展はありませんでした。

きょう午前総理官邸で二橋官房副長官と面談した牧野副知事は面談後、何も語らず、記者団を振り切るように官邸を後にしました。しかし、関係者によりますと牧野副知事は、普天間基地を辺野古沿岸部に移設するという政府案を基本に対応することで合意した基本確認書について「沿岸案を容認したわけではない」との稲嶺知事の考えを伝達しました。これに対し二橋官房副長官は、「県の考えを承った」と答えたと言うことです。

今月11日に稲嶺知事と額賀防衛庁長官が交わした基本確認書。それが、合意を急ぐ政府と、対立は避けたい県との間で急場しのぎで進めた手続きだということが如実に現れています。