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ゴルフを始めるジュニアに人気上昇中のスナッグゴルフ。おととい行われた小学生の大会をご覧ください。

島のシンボル、標高172mの城山(ぐすくやま)。通称、伊江島タッチュウがそびえたつこの島で、地域の活性化とゴルフの技術向上をめざし、第1回スナッグゴルフ伊江島大会が行われました。この大会には、遠くは宮古島など、県内の小学2年生から6年生までのおよそ80人が出場し、日頃の練習の成果を競いました。

大城村長「スナッグゴルフを通して子供たちに礼儀を知ってもらう、正しいルールをしってもらう」「健康健全に頑張っていただきたい」

このスナッグゴルフは、もともとは5年前にアメリカで開発されたものでゴルフの基本技術を楽しく、正しく、そして、何より手軽に学ぶことができるゴルフ初心者のためのスポーツです。使用するクラブは、プラスチック製のこちらの2本だけ。パッティング以外のショットはこの一本でおまかせのランチャー。グリーン内でパッティングに使うローラー。ランチャーでボールを打つときに用いるのがランチパッドで、これを使うことで地面を傷つける心配がありません。

使用するボールは、テニスボールを一回り小さくしたサイズで、柔らかく、重さはゴルフボールとほぼ同じ。このボールをスナッグフラッグめがけて打っていきます。スナッグフラッグには、マジックテープが付いていてボールがくっつけば、スナッグアウト(ホールアウト)です。

ルールは、ゴルフとほぼ同じで、スナッグ用に作られた9ホールを4人一組で周り、スコアを競います。(660ヤード、パー36)日本でも、アメリカで生まれたのとほぼ同時にジュニアの育成のために導入されていて、県内では、スナッグゴルフを最初に取り入れた壷屋小学校が去年の全国大会で優勝するなど注目されています。全国制覇を果たしたチームのひとり、嘉数舞美さんもスナッグで豪快なスイングを身につけました。

嘉数舞美さん「いいショットが出て、よいスコアの時とかが、気持ちが乗って楽しいです」

ゴルフに比べ飛距離が短いため、未経験者でも楽しくプレーすることができます。

男の子「(Q:どんなところが楽しいですか?)遠くまで飛ばすところ」「パターで入れるところ」

お母さん「おもしろかったですね、自分もやりたいなと思った。家族で始めたいと思います」お父さん「おもしろそうだった。子供だけにさせるのはもったいない」

応援に駆けつけた父母もスナッグの魅力に取り付かれたようでした。個人と団体で争われた今大会は、宮古の狩俣小学校が個人とチーム戦(3人一組)でも活躍し、初優勝を飾りました。

平良航大君「イーグルも2回とったし団体で優勝できたから嬉しい」

2つの全国大会の予選を兼ねた今回の大会では、ご覧の4校が県代表に決まりました。また、スナッグゴルフは、子供だけのものと思われがちですが大人でも楽しめるそうです。