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移設先が変わってもアメリカの「ジュゴン裁判」は継続です。その裁判の原告らがきょう新たな移設先となったキャンプ・シュワブ沿岸域を視察しました。
名護市辺野古を訪れたのはジュゴン裁判のアメリカ側の原告、自然保護団体生物多様性センターのピーター・ガルビンさんです。一行は日米最終報告で合意された普天間基地の新たな移設先辺野古崎周辺の藻場などを視察しました。
ガルビンさん「前の計画(海上案)では海洋環境への影響が懸念されたが、沿岸案では浅瀬の環境、ジュゴンだけでなくカメや藻場に与える影響が心配だ」
原告団は、この裁判をはじめとする自然保護運動が海上基地の建設を断念させた意義は大きいとしたうえで「沿岸案」がジュゴンに与えるダメージも決定的だとして、引き続き裁判の中で希少生物を守るアメリカの責任を追及していく方針です。