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編集後記

琉球独自!石彫刻の最高傑作ともいわれる「大龍柱」平成・令和とつくる職人の思い(2024年8月30日放送)

今回取材した伊計安さんは平成・令和と大龍柱など石工事に携わってきた職人です。時代が巡っても「良いものを作りたい」という職人の思いは変わらない、作業の中で成長してほしい自信をつけてほしいと、後進の育成に尽力されている姿が印象的でした。

また龍柱が完成した暁には、正殿に据えるという重要な役目を担うそうで、「首里城で成長した人間が首里城で最後に成果を成し遂げるというのも悪くない人生かなと思う」と語っていました。

令和の正殿つくる宮大工と振返る(2024年7月31日放送)

実は山本総棟梁・近藤棟梁含めたくさんの宮大工さん、関係者の皆さんが見学でいらしていました!豪華!
実は山本総棟梁・近藤棟梁含めたくさんの宮大工さん、関係者の皆さんが見学でいらしていました!豪華!

起工から2年。5月には工匠式も執り行われるなど木工事の節目を迎えた今回の復興のキセキでは、首里城の復興に欠かせない5人の“宮大工さん”をCATCHYのスタジオにお招きしました。

令和の復元のテーマの一つが“次世代への技術継承”。実際、首里城の再建現場には80代、平成の復元を経験したベテラン職人だけでなく、最年少・21歳の後藤さんをはじめ、20~30代の若手も活躍していて、中には県出身者の姿もちらほら見られるんですよ!

みなさんが「沖縄のシンボル」をどんな思いでつくっているのか、「どんなところに苦労したか」など、普段はガラス越しでしか会えない職人の声・表情から5人の素顔が垣間見える回となっています。ぜひご覧ください

第32軍司令部壕(2024年6月26日放送)​

今回は首里城の地下に眠る第32軍司令部壕をテーマに、負の遺産について正しい知識を後世に語り継ごうと活動する団体を取材しました。

現在、第32軍司令部壕は壕内の落盤や浸水の影響で、保存公開はされていません。しかし「沖縄戦を知る場所として残したい」と語るガイドの仲村誠は、保存公開を可能にするために、年に数回、第32軍司令部壕について学ぶフィールドワークを行っています。

首里城の輝かしさだけでなく、負の遺産として残る第32軍司令部壕も是非、多くの方に知って頂ければと思います。

二度目の再建に携わる県出身「建築士」(2024年5月31日放送)​

30代前半で平成の首里城復元プロジェクトに携わってから約40年。首里城公園のすべての復元に携わってきた(株)国建 建築士の平良啓さん。

現場では「この人なくして再建は成しえない」とさえ言われるほど信頼の厚い方で、平良さんが平成の記録を書き留めた通称「平良ノート」は令和の復元でも貴重な資料として役立てられています。

今回は設計士として現場に関わりながら、これまで自分を育ててくれた先輩たちから受け継いだ思い、そして知識や経験を次の世代にバトンタッチしたいと意気込む姿を取材しました。

正殿の象徴「唐玻豊妻飾」富山の彫刻師 技と思い(2024年4月30日放送)​

沖縄から飛行機、新幹線、電車、バスを乗り継ぎたどり着いた富山県!「沖縄からよく来てくれました」と砂田さんは私たち取材クルーを本当に温かく迎え入れてくださりました(私は一気にその人柄に惹かれました)。

普段の作品作りとは全く異なる「復元」の作業は、この道52年の砂田さんをもってしても難易度が高く、しかも沖縄という様々な国や地域の歴史・文化がチャンプルーした土地の彫刻を担当するのは、並々ならぬ努力が求められるのだと言います。

それでも沖縄に思いを馳せ、島を知ろうと専門家の意見ひとつひとつに真摯に耳を傾け、手を動かす砂田さんの姿、そして「沖縄ないし日本の財産となるものをつくりたい」と力強く意気込む言葉に胸を打たれました。

令和の復元は日本全国から集まった材料を使い、日本中の高度な技術を結集して進められています。ほんの一部分ですが、この特集から感じてもらえたら幸いです。

令和の正殿 屋根彩る赤瓦工場へ潜入!(2024年4月10日放送)​

今年の夏頃から令和の正殿を彩る屋根瓦には、首里城火災で焼け残った瓦を砕いたシャモットが配合されています。まさに「平成のDNA」を受け継ぐ瓦なんてすが、その原料をどう混ぜ合わせているのか、平成と令和で何が変わるのか気になりませんか?

携わる瓦職人の想いとともに取材しています。ぜひご覧ください。

職人の技術 次の世代につなぐ(2024年2月29日放送)​

2年後の再建に向け、着々と進む首里城正殿。正殿正面に建つ「向拝柱」を滑らかにするための「刻苧詰め(こくそづめ)」と呼ばれる下地工事が始まり、見学エリアから見ることができます。

令和の復興には多くの人が携わっていることは皆さんご存知かと思いますが、再建後の首里城を維持していくために大切な役割を担う技術者・職人さんと呼ばれる人たちの存在は欠かせません。

50年先、100年先それ以上の時を見据えた人材の育成には大変な労力が必要だとわかりました。先人から受け継がれた技術をまた次の世代へとつないでいく職人さんに期待し、永遠に朱い城を守ってほしいと思います。

宮大工の素顔に迫る復興への思い・活力源(2024年1月31日放送)​

宮大工の素顔に迫る復興への思い・活力源(2024年1月31日放送)
この道50年 後藤史樹さんと

令和の復元のテーマは「見せる復興」 。再建現場を訪れると、ガラス越しでもわかるほど細かで丁寧な職人の手仕事を見ることができますが…みなさん一体どんな人なんだろう、と気になりませんか?

そこで、今回の特集は『宮大工の素顔』と題し、若手からベテランまで4人の宮大工を紹介しました。首里城復興にかけるそれぞれの思いや何を活力に日々現場で汗を流しているのかなどの話を聞いています。VTRを通して、作業に当たる人々を身近に感じていただき、もし時間があれば再建の現場に足を運んで実際にみなさんが働く姿を直接ご覧いただけたらと思います。

一寸の狂いないよう進められる繊細な作業、ひとつひとつ木材の表情を確認しながら加工、正殿を形作っていく宮大工さん達、本当に格好いいです!

1〜2週間に一度、復興の進捗を撮影しに素屋根の中に入らせてもらいますが、大きく進展する首里城復興の姿に毎回驚かされています。

今回はその最前線で働く宮大工さんの復興にかける思いとそれぞれの活力源を聞かせてもらいました。首里城への熱い思いや誇りを胸に作業されているのだということを映像から感じ取ってもらえたら幸いです。

素屋根の中で黙々と働く職人の素敵な素顔を垣間見た、そんな取材でした。

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