琉球朝日放送の第280回番組審議会が7月18日火曜日午後4時より琉球朝日放送で開催された。会の冒頭、今回より委員となる仲村直将氏と西江昭吾氏に委嘱状が交付された。
続いて審議に入り、テレビ朝日系列全局共通テーマ「いま、テレビの役割を問う〜地域に貢献するメディアであり続けるために〜」(10月に開催される系列番組審議会代表者会議の議題)について議論が行われた。その後、事務局から委員任期変更に関する報告、視聴率報告、視聴者応答(いずれも6月分)について報告があった。意見の概要は以下の通り。
テレビにはライフラインとしての役割、民主主義を支える基盤としての役割、娯楽としての役割、地域プロデュースとしての役割があると考える。
地域課題解決の一環として、テレビの送受信機能を用い、決済機能や災害時の救助要請機能を付与できないか。金融リテラシー向上のための番組や、各市町村をピックアップした番組を制作してほしい。
番組に収めきれなかった素材映像をYouTubeなどで配信し、反響があったものは再編集して放送してみてはどうか。テレビとインターネットを連動させ、情報提供の手段を複数担保しておいてはどうか。
ローカル番組をインターネット上でも配信してみてはどうか。新聞では地域・地方面の人気が高い。テレビでも地域の話題の掘り起こしをしてはどうか。
テレビでは自分とは違う考えや、関心のなかったトピックスが得られるので、その点においてインターネットとは異なる価値がある。テレビ番組が、家族のコミュニケーションを図るきっかけとなっている。
テレビを視聴する方法は以前と比べて増えているので、視聴率の低下を悲観的にみる必要はない。報道やドキュメンタリーなどで丹念に取材しており、メディアとしての信用は失われていない。
テレビ番組は、地域の教養を向上させることに一役買っている。インターネット上の怪情報をテレビが検証することで、拡散を抑制することができないか。
出席委員 豊川明佳・伊佐香菜子・島袋昭彦・山入端裕哉・呉屋遥・仲村直将・西江昭吾