琉球朝日放送の第264回番組審議会が12月21日火曜日午後4時より琉球朝日放送で開催され、「ヒロシ・阿諏訪のキャンプJooGoo」〈2021年11月3日(水)午後7時~午後7時54分放送〉について審議が行われた。

事務局報告では、視聴率と視聴者応答(いずれも11月分)について報告が行われた。番組審議の概要は以下の通り。

心身が解放されて自分と向き合うことができるというキャンプの魅力を存分に描いていた。道具の説明、沖縄の食材を使った料理にも興味をそそられた。

2人での掛け合いは楽しいが、キャンプに慣れていない人も加わって、ヒロシさんが心得を伝授する構成にしても面白かっただろう。クーラーボックスでの差し入れシーンは違和感があった。

スローモーションやBGMの使い方が映画のワンシーンのようだった。テロップも入れず照明も落とし気味にすることでキャンプのリラックス感をうまく演出していた。

ソロキャンプの魅力である「圧倒的自由」が感じられ、波の音や焚き火の音に癒された。キャンプだけでなく沖縄の食文化や自然の豊かさも伝えていたことを評価したい。

慌ただしい日常を忘れさせるような番組で、放送時期も適切であった。「1口メモ」の文字が読みづらい。沖縄ではどこでもキャンプしていいと誤解されない工夫が必要だった。

番組とCMが融合したような構成が面白い。地方局制作とは思えないクオリティーに驚かされた。沖縄だけではなく県外でも放送してさらに沖縄の魅力を伝えてほしい。

手の込んだ料理を作る阿諏訪さんと、出来合いの沖縄そばを食べるヒロシさんの対比から、それぞれの楽しみ方を見つけるキャンプの醍醐味が伝わってきた。自然音を中心にした落ち着いた空気感もいい。

出席委員 安里睦子・横田哲・波平恒男・ 砂川久美子・宮城栄作・渡名喜郁夫
欠席委員 長嶺亮子(レポート提出)